SeasarのOfficial siteにある「IoCコンテナ」の説明が、とても具体的でわかりやすいですね。「AOP」については、ここで詳細に解説すべきものでもないでしょうし、このぐらいの説明なんでしょう。
で、このSeasarなんですが、より単純に「トランザクションの自動制御、およびトランザクションと連動したコネクションプーリングのためのフレームワーク」として利用すれば、確かに環境設定もテストも簡単になりそうですね。ただ、開発は簡便になっても、パフォーマンスはどうなんでしょう? 「WebAppServerやEJBの機能を使った方が実効パフォーマンスは良い」というのであれば不採用ですし…。
それに、AOPってものにもやや拒否反応を示しつつある今日この頃(^^;; メソッドにお決まりの機能を”外部から”挿入したとして、挿入されたロジックがBlackBoxで、まして挿入されたこと自体もわかりにくいとなると、コードのトレースが非常に困難になっちゃうでしょ?メリットよりデメリットの方が気になるのですが…。
と、とにかく、EJBは、「環境」と「しきたり」を必要とするのが面倒ですし、その理想的な形で利用することは難しい。そのアンチテーゼの出現は私も望むところです。
ところで日経はSeasarを「アプリケーション・サーバー」として紹介していますが、そうじゃないよね?(^^;;