中堅SIに勤めています。
4年前の入社当時は、品質の良いコードを早く「製造」することが求められていたんだと思います。なので、お客様との面談でも「Javaの資格を持っています」とか「ネットワークに明るいです」とか言うと、アドバンテージがあったんでしょう。
最近、お客様との面談では、「MySQLのコンサルできますか?(E社)」「BizBrowserの利用経験はありますか?(J社)」「WebMethodsを使ってシステム構築をしたことは?(T社)」などと聞かれることが多いですね。
つまり、根底をなす基盤技術を知っていることは既に前提化し、その上で、特定のミドルウェアに関する詳細な知識が求められているっちゅうことですね。「リッチクライアント」という概念は知っててもBizBrowserを使ったことはない、とか、「EDI」の考え方は理解していてもWebMethodsを触ったことがない、とかでは、エンジニアとしての付加価値にはならん、ってことなんでしょう。
そういう意味で、カスタマイズはしても、「もう製造はしない」という状況に、私は取り囲まれているのかなぁ…。エンジニアは特定のミドルウェアに特化し、そいつらがチームを組んでトータルサポート、って形になるのかなぁ…。SI会社ってのは、そいつらをオーケストレーションするんでしょうかね?