最近、今更ながら、酒気帯び運転に関する記事をよく目にする。(愛知、岐阜、岡山、香川、福岡) 報道されている氷山の一角がこれだけあるのだから、実際には多数の方々が不幸な事故に巻き込まれていることだろう。
行政の対応は、首相官邸で緊急の交通対策本部をひらくとか、大阪市が飲酒運転に対する処分を強化とか、ちらほらと見かけます。が、所詮、”制度”側でできるのは、注意・奨励・罰則強化等によって、人の意識の高まりを助長するぐらいで、強制力がない。
でも、”技術”があれば、防止できる場合もあるんじゃないかと思うわけですよ。例えば、行政には「飲んだら、乗るな」としか言えないわけだけど、だったら自動車を「飲んだら、乗れない」ようにしてしまえばいい。(まだ実用にはやや遠いようですが…) 「居眠り運転」も同じですね。運転者の脳波を検出して、「寝てんじゃないの?」って警告ができれば…。 他にも、カーナビで交通規制状態が把握できれば、
- ”最高速度”制限以上の速度が出せないようにする。(アクセルコントロール)
- 駐車違反の路側帯に駐車できないようにする。(警告を鳴らし続けるとか?)
なんてことが考えられる。自動車関連のIT系技術開発は、”快適さ”方面ばかりに向いている気がしますが、”安全”方面にも大きく進んでいかないものかしら?
まぁ、日本国内を走る自動車に対して、一律に、そうした機能実装規制を設けることは夢物語でしょうけれど、何か開拓の芽はあるような気がするんだなぁ…