「ネット社会が忘れた深い楽しみ」という記事を読んで全く同感。
インターネットの発達は明らかにわれわれの時間単位を大きく短縮し、料理で言えばおいしいところだけをつまみ食いし、歌で言えばサビの部分だけを楽しむ刹那(せつな)的・瞬間的なライフスタイルをもたらした。そのため、自分にとって有用な情報の判断基準は、長い時間をかけて深く思慮する論理ではなくなり、また、自分の五感を研ぎ澄ました感性でもなく、インターネットで表示できる文字と画像だけからの新鮮さ、奇抜さ、そして面白さだけとなる。
今や誰しもこうした傾向があり、病状が進行するとネット中毒、ってことでしょうね。今後ますますこうしたライフスタイルが強まるでしょうけれど、それは確かに豊かな生活とは言えないかも。ヨーロッパの人たちとかは、高度な情報制御と豊かなスローライフを両立していそうな気がしますけど、そうなら、参考にしたいですね。