「機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ」の上・中・下巻、ようやく拝読完了しました。iPod touch + Skybook + 青空文庫形式で、通勤・帰宅時に読んでたので時間がかかりました。
今回は、”戦争”というよりはテロ。テロリスト「ハサウェイ・ノア」のお話。多聞に漏れず、テロリストの末路は言わずもがなだが、その結末に至るまで、いや至っても、クエスパラヤに縛られ続けた青年のお話でした。
Climaxの戦闘シーンで、「撃破された」の一言づつだけで、見知った人々が死んでいく様が、非常な虚無感を醸し出して印象的でした。
富野節は健在でした。「変形する」じゃなく「変形をする」みたいに、”を”が入る言い回しとか、内容をかなり端折った会話、お互いのニュアンスを洞察し合った会話を、文章で補足説明する書き方とか。
実は、機動戦士ガンダムUCも並行して読んでいるのですけど、著者が違うといろいろ違うね、ってことが好くわかりますね。
それにしても、青空文庫っていいね。挿絵も入るし。これで、読んでいる場面に応じたBGMが流れると好いな、と思うのですけど、いかがなもんでしょうか?iPod touchで読むときには、大抵、イヤホンして曲を聴きながら、なのですが、小説の場面と曲が合わないと悲劇ですね(w