世界のあちこちでクラウド・コンピューティングが叫ばれて久しいこのご時世に、クライアント・アプリケーションはやっぱりブラウザだけで実行できるのが簡便だ。
しかし、開発するとなると、普及率の観点から、JavaScriptかFlash(ActionScript)ぐらいしかプラットフォームの選択肢はなかった。
# Java Appletの普及が未だに進まないのは、ビジュアル的に貧弱だったり、起動が遅かったりするからでしょうね。
そういう状況もあって、高いWeb技術力をもつ一部の企業(Googleみたいな)以外では、デスクトップ・アプリケーションの代替になるような大規模なオンブラウザ・アプリケーションがリリースされることはほとんどない。Flashアプリも、ほとんどが物販企業の販促ツールばっかりで、いいとこ、オンライン銀行の窓口業務を担っているぐらいだ。
ところが、昨年ぐらいから、Adobe AIRとか、Microsoft SilverlightとかってWordが飛び交うようになった。特に、後者の普及には注目している。C#コードを書くことが多い私としては、Webブラウザ上でCLRが動作する(^^;;ようになれば、劇的にオンブラウザ・アプリ開発が簡単になるのに、と思っている。
例えば、
- Online StorageにMedia FileをStoreして、iTunesのようなMultimedia Playerをブラウザで動作させる。(listen anywhere!)
- 既存のP2Pアプリケーションを、オンブラウザ化。(share anywhere!)
- そもそも、Visual StudioのようなIDEを、オンブラウザ化。(build anywhere!)
っていうか、VMwareがオンライン・サービス化して、そのConsoleがブラウザで表示できるのが、一番汎用的な感じ?