マツダが、2015年までに燃費の30%削減を目指す大規模プロジェクトを発表した。そうした取り組み自体は評価されるべきなのだが、メルセデスベンツ、7年以内に石油で動く自動車を全廃予定なんてニュースを聞いた後ではインパクトは弱い。
国別太陽光発電の容量について、長らく世界一を保っていた日本がその座をドイツに奪われ、二位になってしまい、企業別でもSHARPがQセルズに抜かれてしまってから2年。その差はますます開いているようだ。
はっきり言うと、日本はエコノミーだけでなく、エコロジーでも先進国ではなくなってしまった、ということだろう。高効率な技術を持ち腐らせてしまっている。他国との違いから原因を推察するならば、それが政府の政策にあることは明らかだ。日本の場合は、長期的ビジョンにかけた無策というべきか。「次の総選挙はいつか」なんて騒いでいるのが非常に腹立たしい。