国語に関する世論調査が今回も興味深い。
「お疲れ様」「ご苦労様」議論はよく聞く話ですが、本来は 「お疲れ様」は「同輩以下に」、「ご苦労様」は「目下の者に」用いるねぎらいの言葉であったはず。しかし、「上司・目上には」「お疲れ様」がビジネス慣習として定着してしまっていますよね。何ででしょ?(^^;;
「お菓子・お酒・お米・お皿・お弁当」は半数以上が選択。「おくつした・おビール・おソース・おかばん・お紅茶」は少数派。 ってのも面白い。何を根拠に判別してるのか…。 こういう「お」は「美化語」というそうだが、濫用すると、ドラマ「TRICK2 超完全版 episode-1 六つ墓村」の平蔵さんみたいになってダメってことですね。
「あとで後悔した」「一番最後」「従来から」は、確かに使うかも…。英語だと、「live a life」みたいなものか…。 気をつけよう…。
でも、個人的には、「本来正しい使い方を徹底するべき」なんて考えは全くない。使い方が変容したってことは、その方が便利・簡単だったってことでしょ。生物の進化の過程のように、言葉も変容・自然淘汰されていくものなのかな、と思うので。「怒り心頭に発する」なんて言葉は、もう日常では使わないでしょ。
信頼・尊敬の念を失わず、TPOに応じて使い分けできれば、相手との円滑な意思伝達ができると思うし、そうであれば、言葉なんてどうなったってOKだと思っています。
# でも、和製英語はやや嫌いかな… (^^)