Last-modified: 2006-02-14 (火) 10:27:21 (6639d)

 Beep音を消したいときの設定集です。

 

Linux

Shell(readline)の静音化

 CUIログインした状態で、変なキーを押したりするとbeepが鳴ります。何でこんな機能があるのかというと、readlineというライブラリのおかげです。beepを止めるにはreadlineの設定ファイルをいじくります。

 設定ファイルは環境変数INPUTRCに設定されているファイルで行います。

  • Red Hat Linux : INPUTRCに /etc/inputrc が指定されている。
  • Turbo Linux W8 : INPUTRC設定無し。$HOME/の .inputrc が指定される。
    それらのファイルに次の一行を追加します。
set bell-style visible
  • audible - beepを鳴らす
  • none - beepは鳴らない
  • visible - beepを鳴らす代わりに画面を点滅させる。

viの静音化

 実は最近のディストリビューション収録のviは標準でbeepは鳴りません。~/.exrcとかexrcとかを眺めてみてこんな部分があれば気をつけてあげてください。

set errorbells - エラーの時beepを鳴らす
set noerrorbells - beepを鳴らす代わりに、エラーメッセージを強調表示する

lessの静音化

 qオプションでOKです。

$ less -q 

ターミナルの静音化

 rxvt, kterm,aterm, etermなどなど様々なX端末が利用できるようになっていますが、基本的なオプションはすべて先祖であるXtermのものを使えます。

-vb : Visual Bellを有効にする。Ctrl-Gが入力されたとき、ブザーを鳴らす代わりに画面を点滅させる。
+vb : Visual Bellを無効化。Ctrl-Gが入力されたとき、ブザーを鳴らす。

Xemacs, Emacsの静音化

 visible-bell という変数を.emacsなり.emacs.elなり、直接M-x set-variableでtにすればVisualBellが有効になります。

.emacsでの記述例

(setq visible-bell t);; Visual Bell有効(エラー時画面反転)
(setq visible-bell nil);; Visual Bell無効(エラー時ブザー音)

emacs or xemacs上でのその場限りの変数設定例

M-x set-variableコマンド→「visible-bell」と入力→「t」と入力。これでVisual Bell有効。「nil」と入力すればVisual Bell無効。

Windows

 Windows 2000以降の OS であれば、Beep サービスを停止することで Beep音を止めることができます。

Beep音を停止し、次回起動時に起動時から鳴らないようにする

  1. スタートメニューにある「ファイル名を指定して実行」を選択し、「compmgmt.msc」と入力して「コンピュータの管理」を起動します。
  2. 次に「デバイスマネージャ」をクリックします。メニューの「表示」-「非表示のデバイスの表示」を選択します。
  3. 「プラグ アンド プレイではないドライバ」にある「Beep」をダブルクリックします。
  4. 「Beepのプロパティ」が表示されたら、「現在の状態」にある「停止」ボタンを押します。
  5. 「スタートアップ」の「種類」も「無効」を選択してOKボタンを押してください。

Beep音を一時的に停止したい場合

  • コマンドプロンプトで「net stop beep」と入力して下さい。
  • 逆に、再開したい場合には「net start beep」と入力してください。

トップ   編集 差分 バックアップ 添付 複製 名前変更 リロード   新規 一覧 単語検索 最終更新   ヘルプ   最終更新のRSS