GRUBは、LILOと違って、カーネルイメージをファイルとして認識しているので、カーネルを再構築しても情報更新の必要がありません。また、ブートメニューにないカーネルイメージを指定することも可能です。
便利なのですが、ちょっと引っかかったのはシングルユーザモードでの起動方法だったので、メモしておきます。
GRUBでシングルユーザモード起動 †
GRUBのOS選択の画面から
- GRUBにパスワードを設定している場合は[p]キーを押して、パスワードを入力します。
- シングルユーザモードで起動したいOSを選択して、[e]キーを押します。すると、以下のようなOSのイメージ情報が表示されます
root (hd0,0)
kernel /boot/vmlinuz-2.4.18-3 ro root=/dev/hda2
initrd /boot/initrd-2.4.18-3.img
- 「kernel」イメージを選択して[e]キーを押します。すると、項目の編集モードに移ります。
- 編集モードになったら、項目の最後に「single」または「1」を追加します。
kernel /boot/vmlinuz-2.4.18-3 ro root=/dev/hda2 single
- パラメータを追加して[Enter]キーを押すと、イメージ選択画面に戻ります。
- [b]キーを押して、OSをbootします。
例えば、rootのパスワードを忘れた場合でも、シングルユーザモードでpasswdコマンドを使うことで再設定できます。